体力作りが必要な理由と方法

看護師に必要なものの1つに、体力を挙げる人は少なくありません。看護師の仕事は、職場によって違いがありますが、一般的に医師の診療補助をしたり、病人やケガ人の体調管理をしたりします。看護師の仕事に体力が求められる理由としては、まず1日中立ちっぱなしの仕事であることが挙げられるでしょう。また、大きな病院ともなると、ナースステーションや病室、検査室などを何往復もして、病室で寝ている患者のポジショニングや移動介助、入浴介助といったことも行います。さらには、夜勤も必要なため、ベテランの看護師でも日々腰痛や肩こり、足のむくみに悩んでいる人が多いのです。

看護師には体力が必要とはいえ、ジムに通う時間がない人もいるかもしれません。そこで、看護師が簡単に体力作りをする方法は、できる範囲で運動習慣を身につけることです。看護師は普段から体力を使っているので、激しい運動は特に必要なく、1日30分程度の運動で十分でしょう。しかも、30分継続して行わずとも、小分けの30分でも体力の維持と向上につながります。例えば、電車通勤であれば一駅前で降りて歩いたり、買い物時に自転車ではなく歩いて行ったりするのです。また、栄養をしっかり摂ることも、体力作りにつながります。人の体は食事からとれる栄養素によって構成されており、バランスのとれた食事を摂ることが大切です。さらに、体力の回復には良質な睡眠も必要で、十分な睡眠で身体機能の向上が期待できます。